縄文人の冷蔵庫!

こんにちは! どきたんだよ!

今日はみんなに、縄文人の冷蔵庫を紹介するよ

発掘が終わったフラスコ状土坑

 
発掘が終わったフラスコ状土坑 これは、縄文人が掘った大きな穴の跡。
 理科の実験で使う「三角フラスコ」みたいに
 口がせまくて、中が広いんだ。

 横から見ると、深くて底のほうが広くなって
 いるのが分かるね。

 縄文人は秋になると、クリやドングリ、クルミ
 などの木の実をたくさんあつめて、
 この穴の中にしまっておいたんだ。
 冬の間の大切な食料にしたんだね

 この穴の中は、とってもひんやりしてて気持ち
 がいいんだよ
 大切な木の実が腐ったり、芽が出たりしないよ
 うに、このひんやりした穴の中に入れたんだ。

 まるで冷蔵庫みたいでしょ




フラスコ状土坑の調査

この縄文人の「冷蔵庫」、調査員さんたちは「貯蔵穴(ちょぞうけつ)」って呼んでたよ。
貯蔵穴のハックツは、とってもタイヘンなんだ
発掘調査では、見つかった穴の跡を最初に半分だけ掘るんだ。
スコップのない時代にこんな大きな穴を掘った縄文人もすごいけど、
半分だけのせまい穴で泥だらけになりながら発掘する作業員さんもすごいよねぇ

フラスコ状土坑の断面

どうして半分だけを掘るのかって言うと、
その穴がどうやって埋まったのかを調べるためなんだ
半分だけ掘った穴の断面を詳しく調べると、それが分かっちゃうんだって
「この穴の場合は、使われなくなった後にまわりから土が流れ込んだり、
崩れたりしながら自然に埋まったようだね」って調査員さんが教えてくれたよ。

フラスコ状土坑の断面

斜めから見たところ。断面のところに細かい地層の線が引かれているね。

フラスコ状土坑から出土した土器

穴の底からは土器が出土することもあるんだ。
立派な土器がハッケンされた時には苦労して掘った作業員さんもうれしそうだったよ

じゃあ、またねー!

--
発掘調査で確認される遺構のうち、口が狭く、底が広くなって全体として三角フラスコのような形状を呈するものを、フラスコ状土坑(どこう)と呼んでいます。縄文時代の遺跡に多く見られ、クリ・ドングリ・クルミ・トチなどの堅果類が出土しています。温度変化の激しい地上に比べて、地中では温度が一定に保たれる効果があることから、貯蔵穴として使用されたと考えられています。堅い地層の中に貯蔵することで、防腐・防虫の効果もあったかもしれません。また、貯蔵穴としての役割を終えた後には、捨て場として利用されることが多かったようで、生活や祭祀に用いられたさまざまな遺物が出土しています。<M>
0


    コメント
    コメントする








       
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック